ビジネスにも、生きることにも使える


マーケティングって何?


と聞かれて、ひと言で説明できる人は、あまりいないだろう。みんなが何となくわかったつもりでいる言葉「マーケティング」。でも、その実態は何だろうか? 


と問われると、出てくる答えは、概ね次のようなものが多いのでは。
「調査のことですよね(=マーケティング・リサーチ)」
「広告とか宣伝でしょう(=マーケティングの要素4Pの1つ)」
「営業もマーケティングじゃないのかな(マーケティングの一部と言えなくもないけれど………)」


どの答えも、決して完全な外れじゃない。ハズレではないけれど、正解と呼ぶには、ちょっと違和感が残る。


本来マーケティングといえば、商品やサービスを創り出し、顧客に届けるまでの一連の流れをを示す言葉だ。これをドラッカーは「顧客にとっての価値を見つけ、それを生産し提供し続ける行為」と定義した。商品やサービスとは、すなわち顧客にとっての価値である。


そう考えるなら、マーケティングとは企業活動そのもの(もちろんすべてではないが、大半をカバーするとは言えるはずだ)ともいえる。よく欧米企業では、将来CEOに上り詰める人材は、必ずマーケティングセクションでのキャリアを積むというが、それも宜なるかなマーケティングを知らずして、企業の舵取りなどできるはずもないのだから。


というほど重要なマーケティングだが、これをひと通り理解するのは、それほど難しいことではない。マーケティングとは流れ、すなわち一連のアクションのフローである。定められた順番で、決められたことを実行する。それだけのことだ。


時にPEST分析や3C分析などの専門用語が出てくると、そんな『分析』なんて、自分にはとてもとても、と思ってしまいがち。が、さにあらず。そもそも分析とは、さまざまな出来事や複雑な事柄を、それを構成する要素に分けることにすぎない。


何かを分けるのは、分ける基準さえはっきりしていれば、とても簡単なこと。誰でもできる。しかも、マーケティングにおける分析の基準は、たった一つしかない。早い話が「その出来事は、我が社にとって良い(=儲かる)ことなのか、どうか」である。これに尽きるのだ。


他にも、マーケティングの流れの中ではいくつかのアクションがある。それらはいずれも特殊な能力やキャリアを必要とするものではない。要はやり方を知ればよいわけで、やり方はだれでも学ぶことができる。一つだけ、知恵を絞りきらないと到達できないセクションもあるけれど、そこは、逆にマーケティングの醍醐味である。


マーケティング、ぜひ一度、学んでいただければと思う。マーケティングのプロセスを8回シリーズに分けてご説明する、京都朝げいこbiz『流れで捉えるマーケティング講座』。スタートは7月30日水曜日、朝7時過ぎからの1時間で、企業活動はもちろん、合コンから自分の人生設計までに使える、マーケティングの考え方を、ぜひ身につけてほしい。


昨日のI/O

In:
医学会総会PR用取材メモ
某専門学校取材メモ
某大学取材メモ
Out:

昨日の稽古:

ジョギング、筋トレ