2010-01-01から1年間の記事一覧

真夜中の正拳中段突き

物音で目が覚めた ほかの部屋からである。二階には誰もいないはず、なのにゴトッとイスが動くような音がした。おかしい。そっとドアを開けて廊下をのぞいてみると、奥の部屋から明かりが漏れている。まだぼやっとしていた頭にスイッチが入った。 ぎゅっと下…

考え方の枠を広げる

※ このエントリーは、R+さんから送っていただいた献本『フォーリン・アフェアーズ リポート』についてのレビューです。 自ら望んで「井の中の蛙」になりたいと考える人は、おそらく一人もいないでしょう。 であるなら、例えば『フォーリン・アフェアーズ リ…

20代社長のススメ

ナナロク世代とハチロク世代 ナナロク世代には、近藤淳也さん、笠原健治さん、ひろゆきさんに、津田全泰さん、あるいは福野泰介さんがいる。それから10年後に生まれた人たちがハチロク世代だ。 ちょっとずれるけれど、アゲハの木下優子さん、ランゲートの喜…

ポスト・アメリカの世界はどうなるのか?

※ このエントリーは、R+さんから送っていただいた献本『クーリエ・ジャポン3月号』についてのレビューです。COURRiER Japon ( クーリエ ジャポン ) 2010年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/02/10メディア: 雑誌購入: 2人 クリック: 21回こ…

鳩山首相とオペレーションズ・リサーチ

成長の限界―ローマ・クラブ「人類の危機」レポート作者: ドネラ H.メドウズ出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 1972/05/01メディア: 単行本購入: 17人 クリック: 226回この商品を含むブログ (20件) を見るカギは1972年 この年『成長の限界ーローマ・ク…

グランプリ

中国報道の「裏」を読め! (COURRiER BOOKS)作者: 富坂聰出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/12/05メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (7件) を見る ※ R+さんのコンテストで『中国報道の「裏」を読め! (COURRiER BOOKS)』についてレビュ…

国母選手のファッション

個性的なのか、品格がないのか オリンピック・スノーボードに出る国母選手の服装が物議を醸している。選手団の正装のネクタイをゆるめ、シャツをズボンの外に出し、そのズボンはズリパンにしてはいた。確かにだらしなく見える。 この格好に対して「品格がな…

アジアデスク賞

※ R+さんから送っていただいた献本『クーリエ・ジャポン』についてレビューを書いたら、当たりました。 COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 02月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/01/09メディア: 雑誌 クリック: 52回この商品を含むブ…

超一流の思考法

※ このエントリーは、R+さんから送っていただいた献本(DVD)『BBT on DVD 大前研一LIVE』についてのレビューです。 BBT on DVD 大前研一ライブお試し版 1,050円出版社/メーカー: ヴィジョネア株式会社発売日: 2009/12/21メディア: DVD購入: 2人 クリック: 4…

知命を迎えて思うこと

50歳になって1週間 当然のことながら、誕生日を迎えたからといって、何かが劇的に変わったりはしない。相変わらず、どたばたの毎日を過ごしている。本来なら「五十にして天命を知る」べきなのだろうが、そんなことは兆しすらない。 そもそも孔子さんが生きて…

権力は腐敗する

支持する45%、支持しない47% 日経が実施した世論調査の結果では、鳩山政権に対する支持率が下がり、ついに支持しない人の方が多くなったとある。新聞によれば、その原因は「小沢問題」ということになる。本当だろうか。 別に小沢氏の肩を持つわけではない…

ユニクロとデフレ

フリース10年、ダウンジャケットも10年 意外に持つなあ、というのが正直な感想。いずれもユニクロ製である。フリースは最初のブームの時に、いろんな色を集めるのがおもしろくて何枚か買った。そのうちの一着は昨春の引っ越しのときゴミを大処分したにもかか…

世界の多様さを考える

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 02月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/01/09メディア: 雑誌 クリック: 52回この商品を含むブログ (26件) を見る ※ このエントリーは、R+さんから送っていただいた献本『クーリエ・ジャポン2月号』に…

マスコミ報道の光と影

中国報道の「裏」を読め! (COURRiER BOOKS)作者: 富坂聰出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/12/05メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (7件) を見る 「ちょっと厄介な隣国」 中国については、そんな見方をする人が多いのではないだろうか…

ズリパンの不利さについて

腰下ざっと20センチ ズリパンである。あれが美観的に美しいのか醜いのか、はたまたパンツ丸見え状態は法的にみて公然わいせつ罪などの問題がないのかどうかはさておく。ここでは純粋に武道的にみてズリパンがどうなのかを少し考えてみたい。 町中に引っ越し…

国家財政の破綻リスク

人口32万人VS 1億2728万人 アイスランドと日本の人口である。アイスランドといわれても「一体、そんな国はどこにあるのだ?」と思われる方もいるだろう。位置でいえばイギリスの北北西あたり、ほとんど北極に近いところにある。ちなみに国旗はイギリスによく…

所信表明演説と内在的論理

民主党と自民党では何が違うのか 政権交代から100日以上が過ぎた。アメリカ流なら「ハネムーン」期間が終了し、マスコミが冷静に政府の施策を評価しはじめるタイミングに入っている。もっとも残念ながら日本のマスコミには、そうした風習はないようだけれど…

クセを矯正するための型

平安一で二十動作型である。空手の稽古法の一つに、型がある。型なんか稽古して実戦に役に立つのか、という疑問も常々いろんな人が訴えている。それも宜なるかな。例えば平安二の最初の動作など、何の意味があるのかさっぱりわからない。 それでも型には実は…

転ばぬ先の杖

※ このエントリーは、R+さんから送っていただいた献本『MacPeople2月号』についてのレビューです。 「やっと、できた!」と思った瞬間、フリーズ メモリー16メガ時代のマックでは、よくあったトラブルだ。特に複数のアプリケーションを同時に走らせていたり…

今年もたくさんお仕事させてください

2972100 テープ起こしから原稿の下書き、何本か書いているブログにしつこく出し続けているメルマガ、そして依頼していただいた原稿の数々に加えて、企画書の原稿などもすべてひっくるめて書いた文字数は、昨年一年で300万字弱となった。 目標は一日一万字だ…