お一人様は健康が第一


12日ぶりの更新となってしまった


10月20日の週に取材が三連チャンで入った。三日連続の取材というのは、未体験ゾーンである。初日に環境経営について大学院の先生に話しを伺い、次の日は通信系ベンチャーの社長さんにIP電話について取材をし、最後が元まぐまぐ社長だった大川弘一さんに画期的なケータイサービスについてじっくり聴かせていただいた。


支離滅裂といえばその通りだが、皆さんそれぞれに興味深いお話ばかりで、取材者冥利に尽きるエキサイティングな三日間を過ごさせていただいた。問題はその後である。


取材が終われば当然、直ちに原稿作成にかからなければならない。これまた楽しい仕事ではあるのだが、書くのが遅いために時間がかかるのだ。紆余曲折を経て取材原稿を書くスタイルは、今のところ次のようになっている。


1.取材テーマ/インタビュイーについて調べる
2.取材当日のインタビューシナリオを作る
3.取材
4.テープ起こし(全文起こしをやる)
5.構成案を作る
6.ラフ原稿を作る
7.原稿を書いて、仕上げる


まず時間を取られるのがテープ起こし。取材相手の話す早さに大きく左右されるが、取材時間が1時間だったら最低でも3時間はかかる。少し早口な人なら5時間ぐらいかかることもある。相当集中力を要する作業なので、1時間も続けたらいったん休まないともたない。ついでにいうと、たぶんこの作業のおかげで左手が腱鞘炎気味となっている。


ただ、この取材テープをもう一度じっくりと聞き直す作業を経ないと、私の場合はどうしても原稿がうまくまとまらないのだから、やるしかない。一時はテープ起こしの部分だけりライターの方にお願いしたこともあったけれど、結局それではインタビュー内容を復習することができない。相手の声、自分の声をテープを聴いて再度頭に入れることが、脳の中のどこかを刺激してくれるようで、こればかりは自分でやるしかない。


ということは三連チャン取材のあとはテープ起こしだけで15時間ぐらいかかるわけだ。そりゃせっせとやりました。最初の取材はが戸で、次は東京。だから新幹線の中でも、東京で泊まった学士会館でも(なんとここには図書室があるのだ。静かで明るくてパソコン用の電源もちゃんとあってテープ起こしには理想のスペースである)、東京から帰りの新幹線でもテープを起こし、原稿を進めてがんばった。


ところが土日は法事などがあり、あまり仕事が進まず、週明けには新居浜出張である。もちろん新居浜へ向かう新幹線と特急しおかぜの中で原稿を書き(在来線は結構揺れるので、あんまり集中していると酔って気分が悪くなる)、新居浜ではスーパーホテルの小さな机でもテープを起こし、帰りは伊丹空港でバスを待つ間とバスに乗ってからも原稿を書いた。


一生懸命に書いた。


実は、これらインタビュー仕事以外にもう一本、原稿仕事を抱えておりその締め切りも迫ってきていたのだ。これもがんばって書いた。もちろん書くことは好きだし、書いていると楽しい。書き上がるとうれしいし、書いた原稿を読んだ誰かがちょっとでもほめてくれたりしたら欣喜枝雀する。


がんばって、ようやく先が見えてきたとほんの少しだけ気を抜いてしまったのかもしれない。風邪をひいてしまった。基本的に盆か正月以外には滅多に風邪をひいたりはしないのだけれど、ひいてしまった。もっとも最初は少し咳が出るぐらいだったので「こんなん、ひとっ走りしたら治るわ」とばかり風の冷たい夕方、ジョギングしたりしたのが悪かったのだろう。次の日は、まず朝なかなか寝床から出ることができず(高血圧故に朝強いことが取り柄なのだが)、何とか机に向かっても座っているのがしんどいといった体たらくである。


こりゃいかんわと風邪薬を買いに走り、布団をかぶっているとすぐに寝入ってしまった。昼間、普通に寝てしまうのはこの前、風邪にやられたとき以来である。とはいえ何とか寝て過ごすのは一日に抑え、次の日からは起き出して原稿を書き続けたものの、体調は今もって完璧とはいえない。


言うまでもなく、お一人さまに代わりはいない。自分が寝込んでしまえば、抱えている仕事もそこでストップしてしまう。あるいは何とかデッドラインに間に合わせたとしても、おそらく元気なときに比べて原稿上がりのクォリティはいささか落ちているだろう。ということで、今回は反省と自戒を込めて。


お一人様仕事術、その壱拾捌
『お一人様は、健康がすべてと心得よ』


昨日のI/O

In:
レスリン湯元健一選手・インタビュー
Out:


メルマガ最新号よりのマーケティングヒント

「ケータイカメラの使い道」
http://blog.mag2.com/m/log/0000190025/
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ネットブックブルーオーシャン
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昨日の稽古:富雄中学校武道場

・縄跳び/補強/柔軟体操
・基本稽古
・ミット稽古
・組み手稽古