みんなが光回線になるとき


1年で倍増、ユーザー数1000万件に


光ファイバー回線を利用する人が増えている(日経新聞5月18日夕刊)。しかもこの一年で倍増する勢いだ。これまでブロードバンドの主流を占めていたのがADSL、うちも最初はこちらを使っていた。それでも、その前に使っていたISDNと比べれば十分に速かった。


しかし光ファイバーを使いだしてからは、さらなる速さに驚いた。もっともふだん仕事で使っている限りは、それほどの速さが本当に必要かどうかはわからない。仕事でやり取りするのは基本的にテキストベースのデータである。そんなに重いデータではない。


とはいえ、たとえば原稿を書いているときになにか調べ物をしなければならなくなって、ちょっとググってみるかなんてときには速さがうれしい。検索結果が瞬時に表示され、これはと思ったサイトにやはり一瞬にしてたどり着けることはおそらく、イライラと待たされることよりストレスレスである。


会社で仕事をされている方なら、ほとんどがブロードバンドを使っていると思う。だから、もし家庭ではまだADSLとかISDNなどで接続されているとすれば、ずいぶんと苛つくこともあるだろう。


光回線でそれぞれ30%程度のシェアを持つNTT東日本、西日本では、今年度中に620万件のユーザー増をめざしている。これは前年対比8割増、このペースで各社が光ファイバーの普及競争を続ければ、少なくともこの5年ぐらいで日本はほぼ光ブロードバンド大国になるだろう。


さらに注目されるのがモバイル・ブロードバンドだ。


まずは携帯の高速化が加速する。今年はまず前者がメガビットの世界へ、さらにその先となると、たとえばNTTDoCoMoがめざしているのは2010年での1ギガ通信だ。そして携帯もパソコンでのネット接続と同じく定額へシフトして行く。しつこくいっているけれども、携帯でのブロードバンド使い放題になる。


もう一つ、注目すべきがWiMAX


これは無線LANの広域版だ。実に半径50キロメートルぐらいのエリアをカバーし、最大で70Mbpsぐらいの通信ができる。これにより外出時のブロードバンド環境も、ほぼ完璧に整備される状況となるだろう。


これが今後3〜5年のマクロ環境の変化だ。この変化の中でどんなビジネスチャンスが生まれるのか。ハード、ソフトのいずれでも新しい価値が創造されるだろう。


たとえばハードなら、ノートパソコンの一層のスリム化、軽量化がある。今のところは軽くて1キロぎりぎりぐらいだと思うけれど、これがもう少し軽くなってほしい。といいつつ携帯のモニターが大きくなり、あるいはもっと打ちやすい(少なくともブラインドタッチのできる)キーボードをもつ機種が出てくるのではないか。


と考えれば、これはモバイルギアシグマリオンの復活みたいな話になるのかもしれない。あるいはもしかしたら、これまで見たこともないようなPDAが出てくる可能性だってある。スカイプもここにかんで来るだろう。となれば当然、こうしたハードに関連するパーツメーカーにもチャンスは巡ってくる。


一方のソフトについては、何が来るのかよくわからない。カギはモバイルブロードバンドにある、これだけははっきりしている。携帯、あるいは上で述べた新型ウルトラスリムノーパソみたいなものを外で使うとき、どんなソフトサービスがあれば価値を感じるのか。


一つ思いつくのは進化型ナビゲーションとでもいえばいいだろうか。統合型ナビゲーションといえばいいか。要するに自分が今いる場所に関する複合的な情報サービスだ。たとえばA市のB地点にいるとすれば、そこから半径100メートル圏内に何があるのか。衣食住遊学健医などの情報をガイダンスしてもらえるサービス。これが画像付きで、あるいは動画で得られるようになる。


ブロードバンド時代のメインコンテンツは、テキストに加えて(いつの時代になってもテキストがメインコンテンツとして残り続けることは間違いないと思う)、やはり動画だと思う。となると動画を創るハード、ソフト、さらには動画創りの代行にブラッシュアップにレクチャーなど、このあたりに新しいビジネスチャンスがありそうだ。


<オマケ>
尊敬する百式管理人さんが、こんなおもろい動画を見つけてくれた。
暇つぶしにぜひ!
http://www.ideaxidea.com/archives/2006/05/post_84.html


昨日のI/O

In:
『身体知/内田樹×三砂ちづる
Out:
自立循環型住宅インタビューメモ
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昨日の稽古:西部生涯スポーツセンター2F軽運動室

・ミット稽古
  下突き〜膝、ワンツー〜膝、コンビネーション〜膝
  突き1分間(最初の30秒は軽く・後半はラッシュ)×3セット
  回し蹴り(1本蹴り〜2本蹴り〜3本蹴り)×10セット
・約束組手
  ワンツーの受け返し
  下段の受け返し
  上段の受け返し
・組手稽古
  1分×15セット