トップを生でみる
史上12人目の4000塁打
運よく清原選手の偉業達成を生で見ることができた。たまたま「ドーム、連れてってや」と息子に頼まれて、んじゃ行ってみるかとなった次第。大阪ドームなら玄関出て、ちょうど1時間ぐらいで行ける。
プロ野球を生で見るのは、15年ぶりぐらいだろうか。この前見たのは西京極での阪神・横浜(大洋だったかも)戦で、横浜にめっちゃくちゃ球の速いピッチャーがいたことが印象に残っている。佐々木のことですね。
西京極は狭いけれど、ドームはでかい。どうでもいいけど入場料も結構高い。空いてるところがいいだろうとレフトスタンドの最上階席へ。これ、相当な見下ろしになる。このアングルで野球を観るのは始めてだ。
とはいえピッチャーが投げてる球は、辛うじてではあるけれども追うことができる。何よりおもしろいのが、全体をほぼ鳥瞰的に見れることだ。ランナーやアウトカウントの状況に応じて、守備のフォーメーションがどう変わるか、あるいはバントシフトの時の内野手の連携の取れた動きはどうなっているのか、などがよくわかる。
さすがプロやな、なんて間の抜けたつぶやきを何回したことか。
とりあえずピッチャーの投げる球がすごい。ありえないぐらい速い。スピードガン測定では140キロ台が表示されているけれど、これってものすごいスピードだ。んでから、そのとんでもない球をときどきジャストミートして打ち返すバッターがいる。ほんまかあ、みたいなもんだ。バッティングの達人(古くは王さんとか、落合さんとか、イチローとか松井とかですね)は、手元まで球を呼び込んで、球筋を見極めた上で打つ。なんていってるけど、ウソやろーとしか思えない。
清原のホームランだって、あれは力でむりやりライトスタンドまで持っていったんでしょう、という当たりだった。一応、バットの芯で捉えてはいるけれど、明らかに押し込まれているというか振り遅れというか。そこから力づくで飛ばすのがすごいんだけれど、最初からライトを狙ったとはとても思えなかった。
だいたい清原本人がヒーローインタビューで「今でも当たったら飛ぶんですけどね。問題はなかなか当たらことですわ」みたいなことを言ってたんだから。そりゃ無理ないと思う。あんなすごい球は、10球のうち1回まともに当たったらええとこやと思う。
ところで昨日は、なかなかな発見があった。すなわちプロはどこが違うのか。
まず、みんな基本がきちんとできている。キャッチボールを見ているとよくわかる。おかしな(つまりどこかに変な力が入っている、理に適った動きをしていない)投げ方をしている選手は一人もいなかった。そんなん当たり前やんというなかれ。肩を大きく回し、肘からリードしていって、リリースの瞬間に手首をビシッと返して、フォロースルーはしっかり反対側の脇の下まで。これがきれいに(流れるように)できる人は、案外いない。
プラス、体のキレがいい。特に内野手の動き。ゴロが飛んでくる。グローブを出して球をすくいあげる。と思った瞬間にはもう、ボールを持ち替えて一塁へ。上から見ていると投げたボールが一直線に飛んでいくのがよくわかる。こちらは外野手のように大きなモーションではなく、体の右半分でビシッと決める。みたいな動き。
さすがプロ。って当たり前なんだけれど、プロを生で見るのは、やはりインパクトがある。感じるものがある。どの分野でも、トップクラスの人の動きを生で見るのは勉強になる。自分では真似できないにせよ、刺激になる。そんなことを改めて感じた野球観戦だった。
昨日のI/O
In:
Out:
大阪トヨペット会長インタビューメモ
Teens向けフリーペーパー媒体資料原稿
昨日の稽古:
・カーツ散歩
・レッシュ式腕(肩甲骨)立て伏せ、腹筋(どっちも10回でめっちゃきく)